温まりにくく、冷めにくい

水には「比熱が大きい」という特徴があります。
比熱とは「物質の温度を1℃上げるために必要な熱の量」のことです。

水はこの比熱が非常に大きく、同じ量でも空気や金属より多くの熱を必要とします。
そのため水は、

  温まるまで時間がかかる

  冷えるまで時間がかかる

という性質があります。

例えば、夏に砂浜を歩くと砂はとても熱くなっていますが、海の水はそこまで熱くなっていません。
これは砂はすぐ温まり、水は温まりにくいという性質の違いによるものです。

海が地球の「温度調整装置」になっている

地球の表面の約70%は海で覆われています。
そして海水も水なので、熱をたくさん蓄えることができます。

昼間は太陽の熱をゆっくり吸収し、夜はその熱を少しずつ放出します。
この働きによって、地球の気温は急激に変化せず、比較的安定しています。

もし水の比熱が小さかった場合、
昼は非常に暑く、夜は極端に寒いという環境になっていた可能性があります。

私たちの生活にも関係している水の性質

この「温まりにくく冷めにくい」という水の性質は、日常生活にも関係しています。

例えば、

  お風呂のお湯がすぐ冷めない

  湯たんぽが長く温かい

  温水暖房や床暖房に水が使われる

など、熱をためる能力が利用されています。

水は私たちの生活に欠かせない存在ですが、実は地球の気候や暮らしを支える重要な性質も持っているのです。

ページtopへ